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いったい、どんな風に開発が始まったのですか?−
社内WEBアンケートシステム「ココミcafe」 そもそもは、「ヒラメキをテーマにしたモノを創る!」というのが、発端でした。 それで、「完成形にとらわれないモノって何だ??」ということで、社内アンケートをとったんです。
(社内アンケート:コクヨグループ全社員(約4,000人)を対象にしたWEBアンケートシステム、『ココミcafe』にて、2006年夏に実施)

その結果、『ブロック』という回答が多くて、そうか、ブロックなら今まで培ってきた成型の技術がいかせるんじゃないか、しかも、思い浮かべることの出来るブロックの種類って限られている。ここで、勝負しよう!ということになったんです。

ブロックって『ジョイント部分』が肝になるんです。
そこで「斬新なつなぎ方ってないのか」と考えているうちに、昔、洗濯ばさみで遊んだことを思い出したんです。

まずは『洗濯ばさみ』のようにはさむこともでき、『ブロック』のように凸凹でもつなげられる、2つのジョイント方法を持った試作を作りました。
けれど試作を検証していくうちに、『はさむ』と『つなぐ』という2つの機能を共存させていいのか?という事になったんです。

機能がたくさんあるほうがいろいろできていい!ってならなかったんですか?−

2つのつなぎ方があるおかげで、一番のウリであるはさむ機能の良さがぼやけてきたんです。 それで、再度形状を見直しにかかりました。 いろいろな機能がある複雑なものから、原点に戻って洗濯ばさみのようなわかりやすいものにしよう!って。

試作を作ってグループインタビューをしたら、評判がすごく良くって、びっくりしました。何種類かのブロックで遊び比べてもらったんですが、それでもこのクリップの評判がすごく高かったんです。 正直なところ、もっと悪い評価になるかと思っていました。

1番のウリである「はさむ」機能 2つをまわす・たくさんまわす
ここで評価が悪ければボツになる可能性もあったんですよね。

そうですね。内心ドキドキしていました。
で、「これ、いけるかな?」と初めて感じたんです。

また、インタビューの中で思ってもみない発見があったんです。 ブロック同士を角度をつけて固定するために、六角形の凸凹を付けていたのですがグループインタビューが終わってブロックをみてみると、その凸凹の角がけずれてしまっていたんです。
子どもたちは、つなげたブロックを回転させていたのですが、その遊びは回転する機能を追加するきっかけになりました。

そのほか、開発途中で目指すものを洗濯ばさみ型ブロックから、かわいいクリップ型ブロックに変更したのは大きな改良点でした。文房具メーカーだし、その方が違和感がないと思ったのと、洗濯ばさみよりクリップの方が印象がいいと思ったことがきっかけです。それで、ネーミングにも『クリップ』という言葉を入れています。

最初の頃って、はさみブロックって呼んでましたよね。−
かまきりとけむし 最新作のクリスマスシリーズ 目指すところはスタンダードなブロックに成長してくれればと思っています。
色も、最初は裏表で別の色でしたよね−
僕は「単色でいきたい! 葉っぱは緑色だけで作りたい!」 ってずっと言ってたのですが、 カラフルなものがいいという声があり最後まで試作品は、1つのクリップに2色の色が入っていたんです。 でも最後は、押し切りました。 やっぱり、葉っぱは緑だけで表現したいって。
まったく新しい玩具をつくるのに社内からの反応はどうでしたか?−
最初のころは賛否両論でした。
でも、改良を重ねていくうちに徐々にこのブロックの楽しさを理解してもらえるようになりました。
大変だったことはなんですか?−
全部大変だったんですけど。。 しいて言うなら、作品例を作ることだったかもしれないです。 ワクワクと夢を持ってもらえる、完成した形をイメージしてもらえるそんな作品例を作るのに苦労しました。
最後に- 開発担当者
長く遊んでもらえるようなブロックを作りたいという思いがあったので、徐々に認知されていって、目指すところはスタンダードなブロックに成長してくれればと思っています。 これからも、『IQLIP』をぜひみんなで応援してくださいね!!